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Sports@nifty > 特集 > テニス特集(テニスジャパン) > ナダル20才の誕生日を勝利で祝う。ヒンギスら男女16強決まる!!
この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウィンブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度お届けします。
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プロフィール
塚越亘
テニス・フォトジャーナリスト
1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在はFAX及びe-mailでTENNIS JAPAN新聞の発行ほかテニス専門誌などに寄稿している。
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テニス特集

ナダル20才の誕生日を勝利で祝う。ヒンギスら男女16強決まる!!

フレンチ・オープン DAY07
2006年6月3日(土) その2

Nadl3_1

5月28日(日)に始まったフレンチ・オープン、7日目が終わり
男女のベスト16が出揃った(男子2試合は日没順延になったが)。
昨年優勝、優勝候補NO.1のナダルはファースト・セット1時間35分の末、落とし苦戦するが、20才の誕生日を勝利で飾る。
ヒンギスはラウンド毎に強さを増してきている。

5時間の激戦だ!! (正確には4時間53分)
◎2)R.ナダル(ESP) 57,64,64,64 ●P.マチュー(FRA)(29

マチューに対する地元の大応援団の中、ナダルがセンター第3試合に登場した。
今日は天気もよく、超大満員!空席がほとんどない。
メディア席も同じ。フェデラーやシャラポワのときでもこうは入らないだろう。

第1セット
マチューの第5ゲーム、2つのブレークポイント、5回のデュースの末、キープ、2-3。
マチューはナダルのバックへハード・ヒットして前に行く戦法。
また、バックアングルへ打って、ナダルにフォアのスライスを打たせる。
ナダルの回り込みフォアでハード・ヒット・スピンを楽に打たせない作戦。

ナダルの第6ゲーム、ナダルのつなぎのスライスが短いが、マチューがミスしてキープ、事なきを得るが、このままだと危ない。
マチューの第7ゲーム、フォアクロスパスでブレークして、4-3とナダルがリード。
ナダルの第8ゲーム、40-15、ここをキープすれば、楽だったのだが・・・。

マチューはバックのアングル・ウィナー。
とにかくナダルにフォアスライスをとらせて、そこから攻めるのがマチューのやりたいこと。
ここをブレークされ、4-4。

5-5でマチューの第11ゲーム、0-40.また、フォア・アングル・パス・ウィナーで4つ目、フォアダウンザラインパスで5つ目のブレークポイントを握ったが・・・。
ことごとく、マチューのしつこいうち粘りに跳ね返され、ブレークできず、5-6。

ナダルの第12ゲーム、マチューの飛びつきバック・ドロップ・ボレーがものすごいバックスピンでネットに戻る超スーパーショット!
デュースでナダルは、フォア回り込みのダウンザラインを連続してサイドに切ってしまい、5-7で落とす。
ナダルは8回中1回しかブレーク・ポイントをものにできず。
第1セットだけで1時間35分。

第2セット
1-1、マチューの第3ゲーム、15-40を含む合計8回のブレークポイントがあったが・・・。
なんとこれもまたまたマチューが挽回。信じられない!こんなの見たことない。
おそらくナダルも初体験だろう。こんなに連続してとれないなんて・・・。
ナダルが悪いのだろうか?
いやどのポイントもものすごい熱いラリー。
そのプレッシャーの中、すべて跳ね除けて、キープしたマチューに拍手を送ろう!!

キープ、1-2。
ナダルの第4ゲーム、30-40をフォア逆クロス・アングル・ウィナーをとり、キープしたところから、なにか何かナダルは吹っ切れたように見えた。
それまではミス待ちをしていたが、ここからしっかりスイングして、ストロークが深く伸びてきた。
本来のストローク。
マチューの第5ゲーム、フォア・アングル・パス・ウィナーでようやく待望のブレーク。
第2セット、9つ目のブレークポイントでやっと取った。
並みのシード選手なら、とっくに切れて試合を捨ててしまっただろう。
そうならないのが、ナダル。決してあきらめない、切れない。

ナダルの第10ゲーム、リターンがアウトして、6-4。

第3セット
マチューの第3ゲーム、ナダルはスーパー・ランニング・フォア・パスで「バーモー!」
ブレークして、2-1。
ナダルの第6ゲーム、一発勝負のフォア・クロス・ウィナーを決め、マチューがブレークすると、サッカーのようにセンター・コートがゆれるほど声援が大きくなる。

マチューの第7ゲーム、ナダルが連続フォアのスーパー・パスで抜き、くるりと回って得意のガッツポーズ。
ブレークポイントがあるが、ここをまたマチューがバックのライジング・ウィナーをとって、キープする。
胸を叩き度胸があることをアピールする。3-4、ウェーブが回り始める。

マチューの第9ゲーム、ダブル・フォルトからみでナダルはブレークに成功、5-4。
ナダルの第10ゲーム、マチューがバックアウト。6-4でナダルがとる。

第4セット
マチューの第5ゲーム、久々に見せたナダルのドロップ・ショットでブレーク、3-2。
しかし、ナダルの第6ゲーム、マチューがあきらめずに攻めて、ブレークバックし、3-3。
会場が壊れるかと思うほど揺れた。ウェーブが止まらない。

4時間半を過ぎても、この体力とこのラリーとこのレベルの高さ。
しかもお互いにウィナーばっかり。
何者だー!人間かー?
このコートは本当にアンツーカか?違うコートではないのか?

マチューの第11ゲーム、とうとう落として6-5。
ナダルのマッチゲーム、サービスセンターエースで40-15。

最後はマチューのボールがアウトしてガッツポーズ。
フランス人よ。マチューに拍手は当然いいだろう。
しかし、ナダルが手をあげて声援にこたえようとしたのに、ブーイングはないだろう。

4時間53分のこれまでの一番のすばらしい試合だった。

◎12)M.ヒンギス(SUI) 61,61 ●I.Lisjak(CRO)

ラウンド毎に強さが安定してきたヒンギスが暖かい拍手を受け登場した。

第1セット
ドロップ・ショットのボールをなんとバック・クロス・トップ・スピンロブで抜いた。
いろんなアイデアが頭の中に詰まっていて、プレーしながら瞬時に、パッと引き出す。
誰にもマネできない。6-1.

第2セット
ヒンギスの第3ゲーム、コートの中に入って歩くようにフォア・クロスアプローチを打つ、それがそのままウィナー。
相手に打たれても逆をついてバック・ダウン・ザ・ラインウィナーとやることなすこと完璧!! 2-1。

相手の第4ゲーム、ヒンギスは得意の体を左に倒しながら左に打つと見せかけて、フォアの逆クロスにウィナーをとる。
相手が一歩動いた逆のほうに、必ず打つ。3-1とブレーク。

第6ゲームもブレークし、5-1でヒンギスの第7ゲーム、フォアダウンザラインウィナー、そしてサービスワイドにエースをとってガッツポーズ!
最後は必ずエースを取ると決めてるようだ。
優勝にまっしぐら!!

16強決まる

まずはドロー順にシングルス3回戦の全てを列記してみた。
ドロー順なので準々決勝をかけての4回戦は
モーレスモvsバイティソバと言うようになる。

<<女子シングルス3回戦>>
◎1)A.モーレスモ(FRA) 63,63 J.Jankovic(SCG)
◎16)N.バイディソバ(CZE) 61,67(6),60  A.Rezai(FRA)
◎11)ビィーナス・ウイリアムズ(USA) 75,63 K.Sprem(CRO)
◎7)P.シュニーダー(SUI) 26,75,60 J.Vakulenko (UKR)

◎4)M.シャラポワ(RUS) 60,75 A.モリック(AUS)
◎14)D.サフィーナ(RUS) 63,64 K.スレボトニック(SLO)(24
◎9)F.スキアボーネ(ITA) 46,61,97 F.ペネッタ(ITA)(17
◎8)S.クズネツォワ(RUS) 63,76(4) N.Li(CHN)

◎5)J.エナン(BEL) 64,60 T.Garbin(ITA)
◎10)A.ミスキナ(RUS) 62,63 19)A.Ivanovic(SCG)(19
◎13)A.グローエンフィールド(GER) 62,76(2) M.キリレンコ(RUS)(20
◎32)G.ダルコ(ARG) 61,61 S.ペリー(USA)

◎31)S.ピアー(ISR) 64,75 E.ディメンティエワ(RUS)(6
◎12)M.ヒンギス(SUI) 61,61  I.Lisjak(CRO)
◎15)D.ハンチコワ(SVK)  63,36,10-8 N.デシー(仏)(21
◎2)K.クライスター(BEL) 63,64 A.メディナ・ガリグエス(ESP)

<男子シングルス3回戦>
◎1)R.フェデラー(SUI) 61,62,67(4),75 N.マスー(CHI)(32 
◎20)T.ベルヂッヒ(CZE) 61,RET N.キファー(GER)(13
◎12)M.アンチッチ(CRO) 61,62,64 A.Montanes(ESP)
◎7)T.ロブレド(ESP) 61,64,62 L.Dlouhy(CZE)

◎3)D.ナルバンディアン(ARG) 26,57,64,62,64 D.Tursunov(RUS)(31
◎M.アルグエロ(ARG) 26,64,63,36,61 R.Sluiter(NED)
◎10)G.ガウディオ(ARG) 75,75,76(7) J.C.フェレーロ(ESP)(24
◎6)N.ダビィデンコ(RUS) 61,75,63 C.モヤ(ESP)(30

◎A.マーチン(ESP) 75,46,67(5),61,64 O.ローカス(BEL)(27
◎J.Benneteau(FRA) 57,75,76(8),63 R.ステファネック(CZE)(11
◎R.Hidalgo(ESP) 76(4)、75,64 D.フェラー(ESP)(15
4)I.ジュビチック(CRO) 46,57,63,64,4-2日没順延 J.モナコ(ARG)

8)J.ブレーク(USA) 26,76(2),0-0 日没順延 G.モンフィス(FRA)(25
◎N.Djokovic(SCG) 75,61,76(4) T.ハース(GER)(23
◎14)L.ヒュイット(AUS) 76(5),62,62 D.ハバティ(SVK)(22
◎2)R.ナダル(ESP) 57,64,64,64 P.マチュー(FRA)(29

その他の試合
◎13)A.グローエンフィールド(GER) 62,76(2) ●M.キリレンコ(RUS)(20

第2セット、キリレンコの第12ゲーム、キリレンコはこの追い詰められたこの場面で、ストロークからダウン・ザ・ラインへバック・ボレーを決め、キープ、6-6。
緊張するどころか、足がスムーズに動いて自然にネットへ出ていける選手。
タイブレークはグローエンフェルドの一方的な力強いプレーで一気に4-0まで行く。
最後はグランドスマッシュを決め、ベスト16へ。

◎14)L.ヒュイット(AUS) 76(5),62,62 ●D.ハバティ(SVK)(22
長い試合になるかと思われたが・・・。
ヒュイットが土のコートでストローク力を発揮する。乗っている雰囲気。

第3セット、ヒュイットの第8ゲーム、3回のデュースの末、ヒュイットのボールの勢いに押され、ハーバティのバックがアウトして、ストレートでゲームセット!

◎A.マーチン(ESP) 75,46,67(5),61,64 ●O.ロクス(BEL)(27
小さな巨人オリバー・ロクスはラケットをしっかり振り切って5-3とリード。
しかし、ロクスの第9,11ゲーム、2つとも大事なブレークポイントでドロップショットミス。
同じようなミスを繰り返したのは痛い!! ブレークされ、5-6。

やはりロクスはマーチンに対して、0勝4敗と分の悪さが見えないプレッシャーになっているのか?
マーチンの第12ゲーム、マーチンは片手バック・ダウン・ザ・ラインにウィナーをとって、第1セット、7-5でマーチン。

ベルギーの大声援を受けて、挽回なるか?
ファイナルセット、先にブレークアップしたマーチンが、第10ゲーム、ワイドにサービスエースをスピンで決めて、長い試合に終止符を打った。


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