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この特集について
この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウインブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度欠かさずお届けします。
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プロフィール
塚越亘
テニス・フォトジャーナリスト
1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在は(株)テニスジャパンの代表としてテニスFAX新聞の発行ほかテニス専門誌などでも数々の寄稿を行っている。
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テニス特集

クルム伊達公子 強すぎ!!

久留米$50,000
大会要項はここ
新宝満川地区テニスコート
〒830-0002 福岡県久留米市高野2-15-2
5/12-18
(クルム伊達公子の試合は入場整理券が必要)

岐阜、福岡に続き第3戦の久留米に出場のクルム伊達公子
充分休養できたのとオムニ・コートの特性に慣れたのか
なんと第8シードの久松志保にわずか1ゲーム許しただけでストレート勝ち!!

(レポート&写真 内田 暁

<<シングルス1回戦>>
◎クルム伊達公子 61,60 ●久松志保

001

「今日は、伊達さんが当たりすぎ」。
試合を観戦していた浅越しのぶさんのこの一言が、全てを表しているかもしれない。

この日のクルム伊達公子は、
体の切れ、
ショットの精度、
そして試合勘ともに、
復帰以来最高と思われる出来。

試合時間わずか45分、6-1,6-0のスコアで、日本ランキング14位の久松志保を一方的に押し切った。

コイントスに勝ち、サーブを選んだ伊達のダブルフォルトで幕を開けた、この試合。

その後、伊達は3ポイント連取し自分のゲームをキープしたものの、
吹き抜ける強風の影響もあり、サーブが今ひとつ安定しない。

一方、続くゲームで久松は、伊達に1ポイントも許さずキープに成功。

両者ほぼ互角の立ち上がりを見せ、試合は競った熱戦になるだろうと思われた。

この時点では、このラブゲームキープが、久松が伊達から奪う唯一のゲームになろうとは、誰一人として予想すらできなかったはずだ。

最初のゲームでは、やや風に戸惑いを見せた感もある伊達だが、
「昨日もここで練習をしていたし、それほど苦には感じなかった」という本人の言葉通り、
徐々にサーブの調子も上がってくる。

サーブが良くなれば、
「自分の思い描いたように打てた」というバックのクロスも、より生きてくる。

バックのクロスが良ければ、
ダウン・ザ・ラインへの切り替えしでウィナーが取れる――。

K002

伊達のテニスがポジティブ・サイクルで回り出す一方で、
久松は伊達のリターンのプレッシャーからダブルフォルトを犯したり、
際どく狙ったショットがことごとくアウトになるなど、悪循環に陥りだす。

試合後、久松は
「伊達さんの試合を見ていたので、情報は頭に入っていた。
ムーンボールも含めた対策も考えてはいたが、
まずは自分のテニスで挑もうと思った。
劣勢になった後は、何かやらなくてはと思ったが、できませんでした」
と消え入りそうな声で語ったが、
相手に何もさせないリズムで最後まで攻めきった、伊達が凄かったということだろう。

試合後、伊達は「試合時間が短いのは、体力温存の為にも良かった」と、
トーナメントを勝ち抜くことを念頭に入れたかのようなコメント。

岐阜では「先のことは考えず、一試合一試合戦いきるだけ」と発言していたことを考えると、
伊達自身、体力や試合勘の戻りを含め、トーナメントを戦いきる自信が出てきたのだろう。
 
中村藍子、タマリネ・タナスガン、藤原里華らが参加しない今大会では、
伊達には早くも優勝候補の呼び声も高まっている。

だが、37歳の“新人”は、「私なんて、まだランキングも付いていない選手。
チャレンジャーです」
と、あくまで挑戦者の立場を貫く構えだ。


<<2回戦>>
米村知子  vs Q)A.Malhotra(JPN)
W)クルム伊達公子 vs Y.Zhao(CHN)
K.Chang(TPE) vs L)Q.Wang(CHN)
瀬間詠里花 vs L.Zhang(HKG)

7)高雄恵利加 vs Q)黒田祐加
田中真梨 vs 4)E.Barry(NZL)
5)瀬間友里加 vs A.Panova(RUS)
手塚玲美 vs 高岸知代

<<1回戦>>
◎Q)A.Malhotra(JPN) 64,46,63 ●1)M.South(GBR)   
◎米村知子 64,64 ●N.Kriz(AUS) 
◎Y.Zhao(CHN) 64,64 ●Q)前川綾香
◎W)クルム伊達公子 61,60 ●8)久松志保

◎K.Chang(TPE) 64,61 ●3)岡本聖子
◎L)Q.Wang(CHN) 75,64 ●W)青山修子
◎L.Zhang(HKG) 36,64,75 ●L)A.Bai(AUS)
◎瀬間詠里花 62,75 ●6)I.Hwang(TPE)

◎7)高雄恵利加 26,75,75 ●Y.Zhao(CHN)  
◎Q)黒田祐加 62,76(5) ●岡田上千晶 
◎田中真梨 63,64 ●W)前田千夏
◎4)E.Barry(NZL) 61,64 ●L)井上万里

◎5)瀬間友里加 36,75,61 ●W.Liu(CHN) 
◎A.Panova(RUS) 61,61 ●菅野知子
◎手塚玲美 62,61 ●W)松永さやこ
◎高岸知代 64,63 ●Q)道慶知子
ドローはここ

<<ダブルス1回戦>>
クルム伊達/高岸知代 vs 道慶知子/倉田祐子


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