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この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウィンブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度お届けします。
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プロフィール
塚越亘
テニス・フォトジャーナリスト
1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在はFAX及びe-mailでTENNIS JAPAN新聞の発行ほかテニス専門誌などに寄稿している。
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テニス特集

錦織圭、ナダルを苦しめる。ナダル戦詳細

713,000ユーロ ATPクイーンズ
The Artois Championships
ロンドン、英国
56ドロー、芝
6/9 - 15
大会hpはここ

001

昨日のロンドンは雨が降ったりやんだりという天気で、ここ数日とはうってかわって気温がかなり低かったです。

錦織圭君を応援しようと当日券を入手する為、朝9時にクイーンズに行きましたが既に40人程並んでました。

センターコートのチケットは若干数しかない、と聞いていました。
待つ間、若干数って?何枚のことを指すのだろうと不安になりました。

待つこと2時間、ようやくチケット売り場にたどり着くことが出来、センターコートのチケットをゲット!!

やった!!
チケット代は67ポンドでした。

008

ナダルvs錦織の試合は第3試合だったので、16時頃開始とみて、
12時半に変更してもらっていたアポイントの為、その場を離れ、
15時に戻りました。
A.マレーの試合がやっていたところでした。

興奮の試合の様子を皆さんにレポートします。

(レポート&写真 左近允 亘)

◎1)Rナダル(ESP) 64 36 63 ●錦織圭

16:40、今大会第1シードのラファエル・ナダルに続いて、錦織 圭がセンターコートに入場。
センターコートの至る所で「GO RAFA!!!!」という歓声が湧き上がっている。

ナダルの方が有名なのでしかたないか。
修造君がここにいたら日の丸を振って声援していただろう。

立ち上がりの第1ゲーム。
ナダルはグランドストローク2本、アンフォースト・エラーでいきなり0-30になるも、
128MPHのサービスウィナー、バックハンド・ウィナーをダウン・ザ・ラインに決め、サービスゲームをキープする。

ナダルのサービスゲーム。
ストローク戦になると、ナダルを左右前後に振り回す錦織だったが、ナダルもいつものグランドストロークに加え、随所にネットプレーを織り交ぜてくる。

Q3001
ここまでの打ち合いは圧倒的に錦織が支配している。

ナダルのエッグボールをライジングで捉えてカウンター気味に打ち、
ナダルを左右に振り回す、
そして短くなったボールをジャンピングフォアハンドで叩くというパターンになりつつある、
ウィナーの数は錦織がナダルを大きく上回っている。

ただ、ナダルは要所を締めてくるテニスで、中々錦織にブレークポイントを握らせない。

互いにサービスゲームをキープ、
均衡が破れたのが錦織のサービスの第7ゲーム。

ウィナーを3本決めて、40-30まで持ってきていたが、
バッグ側に来たボールを強引に回り込もうとしたフォアハンドがネットし、デュース。

ここからナダルの強烈なフォアハンドが炸裂し、ワンチャンスをものにしたナダルがブレークに成功する。

第8ゲーム、
ナダルのグランドスマッシュを錦織はスーパーランニングカウンターパスを決めた!!
会場が大いに沸く!!

しかし、ゲームポイント、126MPHのサーブをセンターにエース。
錦織にブレークバックを許さない。

結局、ファーストセットはブレークのワンチャンスを生かしたナダルが6-4で先取する。

第2セット
ナダルのサービの第2ゲーム。

デルレイビーチの決勝戦で見せたフォアハンドの「ドロップショットと見せかけてスライスで深く流すショット」を放ち、ネットに出るが、
ナダルに読まれ、高速フォアがダウン・ザ・ラインにラインギリギリに決められる。

ジェームス・ブレークには通用したこのショットは、このポイントではナダルには通用しなかった。

その直後、長いストローク戦から、錦織の両手バックハンドがショートクロスにウィナーが決まり、デュースに持ち込む。

4回ブレークポイントがあり、付け込むチャンスだったが、ナダルがキープし1-1。

KING OF CLAYのナダルは凡ミスらしい凡ミスがほとんどなく、隙がない。

そのナダルに対して、攻撃的に対抗している錦織
徐々に観衆も心を奪われ始め、スーパーショット、
特にジャックナイフフォアハンドなどを決めると
「OH!!!」
と感嘆と驚きの声が入り混じっている。

Q3003

互いのサービスをキープして迎えたナダル・サービスの第8ゲーム。
15-15からナダルがフォアハンドで攻撃し、錦織をコートから追い出す。

なんとか返ってきたボールをナダルは軽く角度をつけてボレーで決めるが、踏み込んだ瞬間に芝生に足を取られてしまい、尻もちをつきつつ、足がネット・タッチ。
本来30-15のところを15-30とラッキーなポイントが錦織に転がり込む。

続くポイントはナダルがネットに出てきた所を、パッシングショットをうまく沈め、
ナダルがハーフボレーをネットし15-40と大きなチャンスが到来する。

次のポイントはナダルがエースで凌ぐものの、30-40からサーブ&ボレーを試みたナダルはなんでもなさそうなミドルボレーをネット!!
ついに錦織がブレークし、5-3!!

サービング・フォー・ザ・セットの第9ゲーム

錦織のフォアハンド強打と見せかけたドロップショットを絶妙な所に落とす。
虚をとられたナダルは一歩も動けない。

Q

40-15から116MPHのエースをセンターに決め、ガッツポーズ!!
なんと第2セットは錦織が取った!!!

ファイナル・セット
キープが続いたが、徐々に錦織のアンフォースド・エラーが増えていく。

ナダル2-1から迎えた錦織のサービスゲーム、
長いラリーから一見なんでもなさそうな両手バックハンドをネットにかけてしまい、デュースになる。

ブレークポイント、今度はナダルがフォアでドロップショット。
第2セットで錦織が試みた展開と同じで、今度は錦織が反応出来ず、芝生に足をとられてしまう。

ナダルにブレークを許し1-3となってしまう。

その後、随所にランニング・フォアハンド・パッシングショットや、フォアハンドジャックナイフで会場を沸かせるも、
ナダルにとってはワンブレークあれば十分だった様で、要所をビッグフォアハンドとサービスで決めてくる。

このセット、危なげなくサービスを落とさなかったナダルが6-3と取り、
残念ながら錦織選手のベスト8進出にはならなかった。

_01

「あのジャパニーズのニシコーリはファンタスティック(=素晴らしいの意)!」
という賞賛する声が観客席から随所に聞こえた。

この対戦でイギリスのテニスファンへの知名度はあがったはず。
ウィンブルドンでも大いに暴れるのを期待したい。

(以上左近允 亘さんのレポートです。
左近允さんありがとうございました。

錦織圭の試合を現地で見た人、TV観戦でも、
あるいは新聞の記事など訳した人はぜひコメントあるいは
コミュニティー「錦織圭について語ろう!」に投稿して下さい。)

ナダル、ジョコビッチなど8強決まる
<<準々決勝>>

1)Rナダル(ESP) vs 8)I Karlovic(CRO)
3)Aロディック(USA) vs 6)Aマレー(GBR)
4)Dナルバンディアン(ARG) vs 5)Rガスケ(FRA)
2)Nジョコビッチ(SRB) vs 11)Lヒュイット(AUS)
ドローはここ

(プレー写真 山岡あらた)


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受信: Jun 14, 2008 11:48:27 AM
コメント

私もこの試合を観戦しました!
当日券に並んで、チケットは£70でした。

試合が進むにつれ、ナダルを応援していた周りのイギリス人達が錦織選手のプレーに魅了されていくのが伝わってきました。

錦織選手のショットに、ナダルが「ぐえっ」と声を上げていたのも、聞き逃しませんでした。

とても面白い試合でした。

試合が終了し、錦織選手が退場する時の歓声とスタンディングオベーションはすごかったです。


投稿者: M (Jun 17, 2008 4:01:58 AM)
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