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この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウインブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度欠かさずお届けします。
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プロフィール
塚越亘
テニス・フォトジャーナリスト
1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在は(株)テニスジャパンの代表としてテニスFAX新聞の発行ほかテニス専門誌などでも数々の寄稿を行っている。
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テニス特集

錦織圭 大事を取り、悔しい途中リタイヤ

ウィンブルドン
本戦6/23-7/6

6月23日(月) 初日

◎M.Gicquel(FRA) 46,75,40-0ret. ●錦織 圭

錦織圭にとつて初めてのグランドスラム大会本戦、
それが誰もが憧れるウィンブルドンだった。

W001s

「凄く楽しみだった。」と言う錦織。

対戦相手は50位台、
相撲で言えば、前頭筆頭か三役挌のGicquel、
オランダで行われたウィンブルドンの前哨戦で決勝まで進出している。

錦織のプレーは光っている。

第3ゲームをブレークし、第1セットを6-4で取った。

W003s

4月にインド戦でデ杯デビュー、芝で戦って初戦で敗れてしまったが、その芝での経験が生きている。

ナダルが「やがてトップ5に入れる力がある。」と言っていたが、
それは実戦で戦い本当にそう思ったから出た言葉だろう。

甘い球がくると錦織はフォアでストローク・エースを取ってくる。

プレッシャーがかかるであろう大事なポイントでのプレーに意外性があり、積極的だ。

錦織の初戦突破は確実と思いながら応援していた。

ところが錦織にとっては
「第1セット、5、6ゲーム過ぎてから腹筋が気になりだした。
特にサーブの時に。」
と言う。

錦織はナダルとクイーンズ3回戦で対戦、負けた後すぐノッテンガムに移動、
ノッテンガムで予選を戦わなくていけなかった。

1日に1回戦、2回戦と2試合を戦い勝利した後に腹筋が痛くなったと言う。
最初は単なる筋肉痛だっと思っていたが。

その後予選決勝を戦い抜き本戦入り
本戦1回戦、第1セットを終わったところでリタイヤしている。

その後今日まで丸5日間、充分な休養を取り、
昨日の練習でも痛みはなくなり、大丈夫だと思ってウィンブルドン本戦1回戦を戦っていた。

ところが途中でインジャリー・タイムを取り、腹筋の治療を始める。

W004s

第2セットもお互いにサーブス・キープ、
第12ゲームのサーブをキープし、タイブレークに入ると思われたが
一つのダブル・フォルトもからみ、セットを落とす。

第3セットが始まり
0-40となったところでネットに近寄り握手を求める。

「第2セットに入り、やろうかやるまいか考えながらプレーしていた。

チャンスがあっただけに悔しい。

(3回戦まで進出し)フェデラーとプレーしたかった。」
と言う錦織。

W006s
握手してからは暫くベンチに座りこみ、下をむいたまま動かなかった。

試合を支配し、勝てそうな試合だっただけに、それを目撃していたものにとっては驚きのリタイヤだ。

でも錦織圭にとってはこれからも続くテニス人生、
まだまだこれから沢山チャンスがあると思う。

大事を取りリタイヤした事は正解かもしれない。

男子ドローはここ


オーダー・オブ・プレーはここ


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