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この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウインブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度お届けします。
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プロフィール
塚越亘
テニス・フォトジャーナリスト
1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在は(株)テニスジャパンの代表としてテニスFAX新聞の発行ほかテニス専門誌などでも数々の寄稿を行っている。
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テニス特集

吉備雄也、井上明里インカレチャンピオンに

全日本学生テニス選手権大会
有明テニスの森公園
男女シングルス各128名
男女ダブルス各64組
8月29日(木)~9月7日(日)

大学生テニスにとっては最高峰の個人戦、
通称インカレが行われた。

プロ・プレイヤーにとってはATP、WTAランキングがそのプレイヤーの実力を計るものだが、
学生テニスプレイヤーにとっては「インカレ・プレイヤー」はステイタスだ。

「インカレ・予選」「関東学生、関西学生」などと通称でプレイヤーの力がだいたいわかる。

シングルスはグランドスラム大会と同じように128のドローだ。

史上初、早稲田4冠

Tennisjapan

<<男子シングルス決勝>>
◎1)吉備雄也(早大) 63,62 6)奥 大賢(日大)
 

<<男子シングルス準決勝>> 
◎1)吉備雄也(早大) 62,62 富田玄輝(慶大)
◎6)奥 大賢(日大) 75,64 3)喜多文明(慶大)
男子シングルス・ドロー

圧倒的な強さを見せたのは、昨年から学生大会で勝ち続けている吉備雄也選手(早大4年)。

シングルス準優勝の奥大賢選手(日大1年)はまだ一年目。

年上を相手に、最後まで果敢なプレーで戦い抜いた。

今後の大学テニス界での活躍が大いに期待される選手であることに間違いないだろう。

男子シングルス優勝者 吉備選手
「嬉しい反面、ほっとした。
やっとプレッシャーから開放されて体が軽い。

もちろん狙ってはいたけど、まさか二冠できるとは思っていなかった。
これからも早稲田の力になれるように向上していきたい。」

シングルス2連覇に加え、
ダブルスでも後輩の片山翔選手(早大1年)をリードし、最後の年にして初の栄冠をつかみとった。

<<男子ダブルス決勝>>
◎2)吉備雄也/片山 翔(早大) 62,64 1)喜多文明/会田 翔(慶大)
男子ダブルス・ドロー

女子のシングルスの決勝は、両者譲らない緊迫した大熱戦となった。

ファイナルセット4-3で雨による中断があり、
さらに緊張感が高まった。

勝負を決めたのは、早稲田大学の井上明里選手(2年)のバックハンドのストレート。
最後に思い切った判断はエースとなった。

惜しくも敗れた日本大学の柳秀美選手(3年)は、
素晴らしい集中力で今大会シングルスダブルス共に好成績を残した。

途中足をつっていたようにも見えたが、
最後まで諦めないプレーで、決勝に相応しいナイスゲームを演じてくれた。

<<女子シングルス決勝>>
◎5)井上明里(早大) 46,63,64 19)柳 秀美(日大)

「正直、自分が表彰台に立っているのは今でも不思議なかんじで、
優勝するということがこんなにも嬉しいことだというのを改めて感じた。

去年から苦しい思いばかりだったけど、
今日のこの日のために努力してきたことが結果に結びついてよかった。

本当に多くの人に支えられてこの場に立てたことに感謝している。

また、今日この舞台で柳選手といい試合ができて本当に楽しかった。
ありがとうございました。」
と女子シングルス優勝の井上選手。

<<女子シングルス準決勝>>
◎19)柳 秀美(日大) 62,75 1)青山修子(早大)
◎5)井上明里(早大) 62,63 3)宮崎優実(亜大)
女子シングルス・ドロー

<<女子ダブルス決勝>>
◎1)青山修子/川村美夏(早大) 64,57,61 3)的場裕加/高畑寿弥(相愛大)
女子ダブルス・ドロー

結果的に、今大会は早稲田の史上初となる4冠。
早稲田旋風はいつまで続くのか。

そしてまた一部校は一週間後から、関東大学テニスリーグが始まる。

王座への切符をかけて、大学同士が最も熱くなる団体戦だ。

世界で活躍する錦織選手と同世代の選手たちがいる、大学テニス界にもぜひ注目していただきたい。

(レポート 早稲田大学3年 矢竹里美)


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