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この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウインブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度お届けします。
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プロフィール
塚越亘
テニス・フォトジャーナリスト
1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在は(株)テニスジャパンの代表としてテニスFAX新聞の発行ほかテニス専門誌などでも数々の寄稿を行っている。
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テニス特集

森田あゆみ、藤原里華、不田涼子残念ながら敗れる

AIGオープン

<<女子2回戦>>
◎1)C.Wozniacki(DEN) 62,61 ●W)森田あゆみ

今年の夏、ストックホルムでツアー初優勝を果たすと、
すぐさまニューヘブンで二勝目を上げた今大会のナンバー1シード、

Iwozniacki100202

キャロライン・ウォズニアッキは、デンマーク出身の18歳。

日本の森田あゆみとは同期で、ジュニア時代には8度対戦している(森田の2勝6敗)。

WTAツアーでは初対戦となる両者だが、お互いに手の内を知り尽くした者同士。

ランキングこそ、16位のウォズニアッキに対し森田136位と差がついているが、
森田にしてみれば、数字上の威圧感はほとんど感じてないかっただろう。

その自信が良い方向に出たか、この試合最初のゲームを、森田はいきなりブレークに成功する。

続く自らのサービスゲームでは、エースも飛び出しラブゲームキープ。
最高のスタートダッシュを切る。

Imorita100202

続く第三ゲームでも森田はブレークポイントをつかみ、一気に流れを掌握するチャンスをつかんだ。

だがこのゲームでは、森田の攻撃をウォズニアッキはしぶとくしのぎ、
最終的にはデュースの末、にウォズニアッキがキープする。

結果としてこのゲームが、試合の趨勢を決める分水界となった。

試合後、森田が振り返る。
「最初の何ゲームかは、良すぎるほど自分が良かった。
その後、相手が良くなって打ち合いになった時、走り負けていると感じて無理をしてしまった」。

ゲームカウント的には、まだ2-1で森田がブレークアップしている。

だが、一度劣勢に回ってしまった気持ちは、容易に建て直しがきかない。

第四ゲーム、4度のデュースの末にウォズニアッキがブレークバックすると、
これら2ゲームを含め、何とウォズニアッキは6ゲーム連取で第一セットを奪い取った。

森田は第一セット終盤、
「シューズが合わなかったのか、右足の外側に違和感を覚えた」

Imorita100204
トレーナーを呼んだが、そのようなアクシデントも、心理面に微妙な影を落としたかもしれない。

第一セットを奪い余裕が出たか、ウォズニアッキは第二セットに入ると、
中ロブなどの緩い球も織り交ぜ森田のペースを崩しにかかる。

それに対し森田は、
「試合後、コーチに『もっと前に出て、ドライブボレーなどを試みないと』と注意されたが、
試合中は、そんなことは考えられなかった」という程に、
精神的に余裕がなかったようだ。

結局、相手の硬軟おりまぜたプレーの前に最後までリズムがつかめなかった森田は、
1-6で第二セットも落としてしまった。

ジュニア時代からの好敵手に、スコア的には完敗を喫した森田は、
「試合の展開としては、ジュニアの頃と同じ。
自分が攻めて相手がしのぎ、自分が良ければ勝てるという感じです」
と振り返ったが、
となると、最後までコンスタントに攻めきる攻撃力が、今後の森田の課題ということになるだろう。

そのことは、森田自身も十分に承知している。

「もっと速く動き、良いショットを続けて打ち、
畳み掛けるような攻撃を出来るようにならなくては」
と、これまで何度か口にしてきた課題を再確認した。

「練習では、ムーンボールを上げられたとき、ドライブボレーで叩く練習もしていた。
でも、まだ試合の中で出来るほどの自信がなかった」
と、その課題克服に挑みながら、未だ体得しきれていない現状をも自ら明かした森田だが、
ウォズニアッキやコルネなど、同期選手が自分の先を行くことに、別段、焦りは感じていないと言う。

Imorita100205

「彼女たち同世代の活躍は励みになるし、対戦することで、自分に足りない部分も見えてきます」。

二週間前、同じ場所でクズネツォワに敗れた際に森田は、
「二年後というのを、一つの到達点だと思っています」と口にしたが、
その青写真と、そこに向かい邁進しているという自負に、揺るぎはないようだ。

(特別寄稿 内田暁 写真 伊藤功巳 TJapan)

<<女子2回戦>>
◎1)C.Wozniacki(DEN) 62,61 ●W)森田あゆみ
◎7)T.Tanasugarn(THA) 62,62 ●C.Pin(FRA)
◎K.Zakopalova(CZE) 63,60 ●M.Domachowska(POL) 
◎L)J.Gajdosova(SVK) 57,61,76(9) ●6)S.Peer(ISR)

◎5)K.Kanepi(EST) 36,61,60 ●Y.Wickmayer(BEL)
◎A.Pavlyuchenkova(RUS) 62,64 ●Q)藤原里華
◎8)A.Wozniak(CAN) 61,61 ●Q)不田涼子
◎S.Stosur(AUS) 61,75 ●2)A.Medina Garrigues(ESP)

<<ダブルス準々決勝>>
◎森田あゆみ/中村藍子 62,16,10-5 ●W)クルム伊達公子/藤原里華

女子ドロー、オーダー・オブ・プレーなどはここ


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