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Sports@nifty > スポーツレポート > テニス特集(テニスジャパン) > 錦織圭 14回のジュースを取った重要性
この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウインブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度お届けします。
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プロフィール
塚越亘
テニス・フォトジャーナリスト
1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在は(株)テニスジャパンの代表としてテニスFAX新聞の発行ほかテニス専門誌などでも数々の寄稿を行っている。
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テニス特集

錦織圭 14回のジュースを取った重要性

AIGオープン

「すごく緊張していた」

試合後、何度もそう繰り返した緒戦の勝利から一夜明けた、10月1日。

「都民の日」の休みを利用し、有明コロシアムに足を運んだほぼ満席の観客は、
前日の緊張から解き放たれた、
それでも、昨日とは異なるある種の緊張感に身を引き締めた、錦織圭を目撃することになる。

◎錦織 圭 64,64 ●16)G.Garcia-Lopez(ESP)
K_nishikori310

「今日は勝てる相手だと思っていたので、そういう意味での緊張はあった」

その言葉が物語るのは、初対戦の相手の特性を事前に調べ、
過大評価することも過小評価することもなく分析した上で戦術を立て、
それでもある程度は、いざ試合が始まったらその中で対応していくしかない、という覚悟。

そして、それら検証をした上での「勝てる可能性は高い」という自信だろう。

その錦織の姿勢が顕著に現れたのが、実に14回のデュースを要した、最初のゲームだった。

22分を費やしたこのゲームの中で、
錦織は「もう、あきらめようかな」という思いにも襲われたという。

だが、この一年の間に経た経験の中から、
恐るべき早さで吸収し体得した勝負師としての勘が、彼に告げる。
「このゲームは、すごく重要だ」と。

「なので相手のアドバンテージになっても、自分にもう一度流れを持ってこようと思っていた」。

結果としてこの長いラリー交換の中から錦織は、
情報として入手していたガルシア・ロペスの特性を、経験により裏書する。

そして「相手はストロークは強いが、前には出てこない。
エースは取れなくても良いので、リターンはしっかり返していこう」
という戦前の戦術に確信を得る。

三回戦まで進んだ錦織の次の対戦相手は、
昨年の同大会準優勝者のリシャール・ガスケ。

幼少期より「神童」として、テニスファンの衆人環視の中で育ったこのフランステニス界の至宝を、
錦織は小さい頃から知っていたという。

「才能があるし、尊敬する選手の一人。

どこからでも、色んなショットが打てる選手だが、
自分の戦術としては、相手を多く走らせ、前に出ていくプレーがしたい」

お互いに豊かなイマジネーションと、
それを実現する確かな技術を有した、
天才肌でアーティストタイプのテニスプレーヤー。

K_nishikori317

「今日は、たくさんの観客の前でプレーできて、この一年で一番楽しい試合でした」

今日の試合後にそうファンに挨拶した錦織だが、
明日の試合では、多くのファンが「今年で一番楽しい試合だった」と思える好試合が期待できそうだ。

(特別寄稿 内田暁 写真 鯉沼宣之 TJapan)

<<男子3回戦>>
W)鈴木貴男 vs 1)D.Ferrer(ESP)
11)J.Nieminen(FIN) vs 5)J.Del Potro(ARG)orD.Sela(ISR)
錦織圭 vs 4)R.Gasquet(FRA)
8)M.Youzhny(RUS) vs 12)R.Schuettler(GER)

6)T.Robredo(ESP) vs 9)T.Berdych(CZE)
A.Delic(USA) vs 3)F.Gonzalez(CHI)or盧彦勲(TPE)
7)J.Tsonga(FRA) vs V.Troicki(SRB)
2)A.Roddick(USA) vs 14)J.Melzer(AUT)


<<男子2回戦>>
◎1)D.Ferrer(ESP) 64,46,61 ●J.Levine(USA)
◎W)鈴木貴男 76(5),46,76(5) ●15)S.Bolelli(ITA)
◎11)J.Nieminen(FIN) 76(7),64 ●C.MAMIT(PHI)
5)J.Del Potro(ARG) vs D.Sela(ISR)

◎4)R.Gasquet(FRA) 64,62 ●Q)M.SLANAR(AUT)
◎錦織 圭 64,64 ●16)G.Garcia-Lopez(ESP)
◎12)R.Schuettler(GER) 63,67(3),63 ●李亨沢(KOR)
◎8)M.Youzhny(RUS) 62,62 ●F.Cipolla(ITA)

◎6)T.Robredo(ESP) 62,62 ●J.Sirianni(AUS)
◎9)T.Berdych(CZE) 63,64 ●R.Karanusic(CRO)
◎A.Delic(USA) 76(5),63 ●13)S.Querrey(USA)
3)F.Gonzalez(CHI) vs 盧彦勲(TPE)

◎7)J.Tsonga(FRA) 46,76(4),64 ●B.Reynolds(USA)
◎V.Troicki(SRB) 62,61 ●W.Odesnik(USA)
◎14)J.Melzer(AUT) 62,63 ●S.Stadler(GER)
◎2)A.Roddick(USA) 76(11),67(4),76(2) ●I.Minar(CZE)
男子シングルスドローはここ
ダブルスドロー


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「@nifty:Sports@nifty:テニス特集:錦織圭 14回のジュースを取った重要性」という投稿記事が公開されました。教務深い内容なので引用しながら自分の考えを総括しておこうと思います。 ... 続きを読む
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