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この特集は塚越亘によるテニスの特集です。ウインブルドンなど4大大会、デ杯、フェド杯日本戦、東レPPO、ジャパン・オープン、全日本などのビッグ大会会期中に限らず、毎日更新いたします。また、日本人選手の活躍も常時ピックアップ、その都度お届けします。
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プロフィール
![]() テニス・フォトジャーナリスト 1947年生まれ。1973年より30年以上にわたり世界のテニストーナメントを取材している。ITWA(国際テニス記者協会)会員。現在は(株)テニスジャパンの代表としてテニスFAX新聞の発行ほかテニス専門誌などでも数々の寄稿を行っている。 詳細はこちら
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2009年07月06日
勝負は第2セットの4つのセットポイントか?ウィンブルドン2009 最終日のウィンブルドンは日が差したり、曇ったりの落ち着かない天気だが、 予定通り午後2時、センターコートにロディックとフェデラーが登場した。 <<男子決勝>> 1番コートの巨大スクリーンには多くの観客が観戦に詰めかけ、この映像を見る席も満席だ。 今日は試合が組まれていない2番コートも観客に開放され、スクリーンで映像を見つめている。 第1セット 質の高いラリー戦が繰り広げられる。 ロディックのストロークが素晴らしく、ストローク戦は互角の展開だ。 サービスも素晴らしく、80パーセント近い確率を維持している。 5-5からのロディックのサービスゲームでフェデラーは4つのブレークポイントをつかむが、 フェデラーのフォアがエース、ブレークか!? 続く第12ゲームでロディックは初めてのブレークポイントをつかむと、 フェデラーのフォアはわずかにアウト、なんとロディックが第1セットを先取した! 第2セット お互い全くブレークポイントを与えずにサービスをキープし続け、タイブレークに入る。 フェデラーのフォアのミス、そしてバックのダウンザラインを決めたロディックは5-1とリードする。 フェデラー、2セットダウンの危機だ。 5-2からロディックのサービス、センターに強烈なサーブを打ってアプローチからボレー、 ロディックのサービス、 しかし待っていたフェデラー、ラケットを差し出して手首でアングルに持って行き6-3。 何という落ち着きか。 続くポイントはサービス2本で決めて6-5ロディックリード、 フォアハンドにアプローチしたロディック、 ウォッチしようとして失敗したのだろうか?痛い、痛いミスだ。 6-6と追いつかれる。 続くポイントで素晴らしいセカンドサーブを打って前に出たロディックの足下にフェデラーはパスを打ち、 逆にミニブレークしてフェデラーにセットポイントだ。 ラリーからなんでもないスライスのボールをロディックはバックアウトしてしまい、 ロディックが第2セット、このチャンスを生かしていたら違うストリーになっていたかも知れない。 第3セット ロディックはサービスの確率がやや落ちるが、 2セットアップのチャンスを逃したロディックだが、非常に落ち着いており、 ただ、フェデラーのサービスゲームではなかなかポイントが取れない。 フェデラーは多くのゲームをラブゲームでキープする。 ブレークポイントはフェデラーに一度だけあったが、このセットもタイブレークにもつれ込んだ。 このタイブレークは序盤からフェデラーがリード。 総合力の高さを見せつける。 今度はロディックが1-5から5-6まで追い上げるが、 第4セット 第4ゲーム、フェデラーの2つのエラーが出てチャンスと見たロディックは思い切ってアプローチで前へ。 遠いパスにバックボレーで飛びついてブレークポイントをつかむと、 顔が地面につきそうなくらいに腰を折ってガッツポーズする。 ロディックはバックのクロスラリーからフォアに回り込んでフェデラーのバックに強打し、 ストローク戦でも引けを取っていない。 ロディックから5-2で迎えたゲーム、フォアに走らされたロディックは転倒。 かなり危険に見える転び方だ。 しかし次のポイントをリターンエースで取る。 両者キープを続け、 フェデラーはジャンピングフォアをオンラインに決めて0-30と先行するが、 最後はワイドのサービスを決めてファイナルセットに持ち込んだ。 ファイナル・セット ウィンブルドン男子決勝はこれで3年連続のファイナルセットだ。 両者サービスキープが続く。 芝のコートらしくラリーは短い。 サービスのあと4球以内にポイントが決まっていく場合がほとんどだ。 ロディックのサービスは強力だが、フェデラーはリターンの反応が非常に良く、 実際、エースの数はここまでフェデラーがロディックを上回っている。 これはロディックのサーブが悪いというよりはフェデラーのリターンがいかに素晴らしいかを表している。 これまでのロディックならそのリターンからストローク戦でフェデラーに振り回されていいようにやられていたが、 ここまで凡ミスの少ない、冷静なロディックを見るのは初めてだ。 ワイドのサービスからオープンコートに強打してボレーで決めるという流れが良い。 またフォアの逆クロスでフェデラーのバックをつき、積極的にネットを取る姿勢もある。 一方のフェデラーはサービスが好調で、サービスエースを連発するシーンもしばしばだ。 フェデラーから6-5で迎えたロディックのサービスゲーム、 ファイナルセットはタイブレークはない。 去年に続くロングマッチだ。 ロディックはフェデラーのサーブで30-30まで行ったが、 ロディックのバックのリターンがネットして7-6。 8-8フェデラーのサービスゲーム、 15-40とブレークチャンスを2つ握る。 ここでフェデラーのサービスが光る。 ひとつはサービス・ウィナーで取り、もう一つのポイントは 重要なポイントでも眉一つ動かさずにプレーする彼の凄みが出ている。 ロディックも負けてはいない。 サービスも相変わらず好調だ。 チャレンジ・システムによって何回もフェデラー有利の判定に覆されることがあったが、 10-10、12-12、14-14。 このあたりからロディックに疲れが見えてくる。 準々決勝ではヒューイットにファイナルセット、 フェデラーリード、15-14のゲームでロディックは2つのエラーで0-30となる。 サービスを決め40-30まで行くが、エラーが出てデュースに。 フェデラーの浅くなったリターンにやや反応が遅れたロディックはフォアをミス。 遂にフェデラーにチャンピオンシップポイントがやってきた。 最後はフォアハンドがフレームショットとなり、フェデラーはジャンピング・ガッツポーズ! この試合でフェデラーがロディックのサーブをブレークしたのはこの最後のゲームの1度だけだった。
まるであらかじめセットされたかのような美しい夕日に照らされ、 一方のロディックは呆然としており、視線は宙を彷徨った。 俺は負けたのか・・・ 対照的な二人の姿は勝負の残酷さを表していた。 フェデラーはこの勝利で、 またウィンブルドン6度目の優勝はサンプラス・レンショウに続く歴代2位となった。 (レポート JET田中) コメント
この試合の前後に、ロディックがこの一年体重を絞りやれる事は何でもやりいかに努力をして来たかが、放送されていたが、 投稿者: maco (Jul 6, 2009 7:25:23 PM)
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